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公益社団法人電気化学会有機電子移動化学研究会

主査挨拶: 嶌越 恒(九州大学)

有機電子移動化学は、電子の授受を鍵とする広範かつ多彩な化学現象を扱い、有機合成、触媒反応、エネルギー変換、分子エレクトロニクスなど、幅広い分野で著しい発展を遂げている学問領域です。本研究会は、その基礎的・応用的な研究成果を共有し、分野の発展を促進する場として重要な役割を果たしてきました。一方で、こうした既存の発展の延長にとどまらず、新たな視点からこの分野を捉え直し、新しい学理を構築することも求められています。すなわち、従来の枠組みにとらわれることなく、新しい物質概念や電子移動のあり方を探求し、さらには新たな化学領域そのものを創出することが必要だと考えます。例えば、電子移動を利用した分子の自己組織化機構の解明と応用、電子状態の変化による動的な構造制御、電子スピンを活用した分子機能設計、電子移動を契機とした新しい機能性材料の創出、さらには量子効果を積極的に取り入れた新たな有機電子移動化学の展開など、これまでの学問体系を超えた挑戦的な研究が今後の発展の鍵を握るでしょう。こうした新たな領域を切り拓くことは、有機電子移動化学の可能性を広げるだけでなく、次世代の科学技術の礎を築くことにもつながります。
 このような新しい学理の構築には、若手研究者が積極的に独創的な研究に挑戦し、新たなパラダイムを生み出せる環境を整えることが不可欠です。本研究会では、若手研究者が自身のアイデアを形にしやすいよう、学会発表や議論の機会をより充実させるとともに、国内外の異分野の研究者との交流を促進し、新たな視点を得られる場を提供していきたいと考えています。本研究会が、有機電子移動化学という分野そのものを次のステージへ押し上げるためのプラットフォームとなり、新しい学問領域の創出につながるよう、皆様とともに歩んでいければ幸いです。

歴代主査

2025年~
嶌越 恒(九大)
2023年~2024年
仙北 久典(北大)
2021年~2022年
菅 誠治(岡山大)
2019年~2020年
尾野村 治(長崎大)
2017年~2018年
千葉 一裕(東京農工大)
2015年~2016年
久枝 良雄(九州大)
2013年~2014年
吉田 潤一(京都大)
2011年~2012年
西山 繁(慶応大)
2009年~2010年
淵上 寿雄(東工大)
2007年~2008年
田中 秀雄(岡山大)
2005年~2006年
松村 功啓(長崎大)
2003年~2004年
西口 郁三(長岡技科大)
2001年~2002年
徳田 昌生(北大)
1999年~2000年
大森 秀信(大阪大)
1997年~1998年
野中 勉(東工大)

歴代事務局長

2025年~
岡田 洋平(東京農工大)
2017年~2024年
稲木 信介(東工大)
2011年~2016年
跡部 真人(横浜国大)
2007年~2010年
西山 繁(慶応大)
1997年~2006年
淵上 寿雄(東工大)

バナースペース

有機電子移動化学研究会

事務局 岡田洋平
〒183-8509
東京都府中市幸町3-5-8
東京農工大学内

TEL&FAX: 042-367-5667
E-mail: yokada(at)cc.tuat.ac.jp